┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓ ┃ ASK3対応 アクセサリシリーズ2 ┃ ┃ 「DicTK」 ┃ ┃ V3.1 ┃ ┃ Copyright (C) 1996-98 by AIG-Soft ┃ ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛ ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓ ┃ これは何? ┃ ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛ DicTK(Dictionary TouroKu;安易な名前 ^_^;)はASK Ver.3用のアクセサリです。 リアルタイム辞書登録 が出来ます。 「リアルタイム」とは、画面上に出ている文字を拾って登録出来るということです。 従来のように、コマンドラインに登録したい文字を変換して出す必要はなく、すでに 変換されたものを画面に表示させるだけで、登録できます。 ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓ ┃ 組み込み法 ┃ ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛ DicTKはコマンドラインからの起動で常駐します。 常駐サイズは約2.6Kバイトです。 GMDが常駐していない状態でも常駐することは可能ですが、利用出来ません。 必ずGMD(V1.2以上)も常駐してください。 DicTK [/R] 「例」DicTK CONFIG.SYSのPROGRAM=での組み込みも可能です(DEVICE=は不可)。 「例」PROGRAM = A:¥SYS¥DicTK.X V2以前のようにフォントハッシュファイルの指定は必要ありません。 DicTK V3はアクセサリを1つ使います。 ASKのアクセサリの総数は10までです。 codeA.sys v0.05T1(FDS氏)以降をお使いの場合は32まで登録出来ます。 ASKの設定に関しては、日本語入力/辞書ユティリティーのユーザーズマニュアルも 参照してください なお、アクセサリ機能はASKのV3の機能なので、ASK V2以前では使えません。 もちろん、FIXER等の他のかな漢字変換フロントプロセッサでも使えません。 DicTK V3はその文字読み取りを、全面的にテキスト文字読み取りドライバー GMDに依存しています。読み取れる文字の条件などは、GMD付属の説明書を参照 してください。 ┌───────────────────────────────────┐ │オプション (-でも/でもOK) │ └───────────────────────────────────┘ /R 常駐を解除します。 ┌───────────────────────────────────┐ │組み込み時のエラー │ └───────────────────────────────────┘ DicTK組み込み/解除時に発生する可能性の有るエラーは次の通りです。 「ASKがバージョン3以上ではありません」 DicTKはASK V3(以降)でしか使えません。FEPを調べてください。 もしくはASKが組み込まれていません。 「アクセサリ「リアルタイム単語登録」が登録できません」 DicTKがASKに登録出来ません。 DicTKは1つのアクセサリを組み込みます。 ASKのアクセサリは同時に10までしか登録出来ません。 codeA.sys v0.05T1(FDS氏)以降をお使いの場合は32まで登録出来ます。 「アクセサリ「リアルタイム単語登録」が削除できません」 何等かの理由でASKからDicTKが外せません。 もしくは常駐しているDicTKと今実行したDicTKとバージョンが違います。 「すでに常駐しています」 すでに常駐しているのに、再度組み込もうとしました。 「常駐していません」 DicTKは組み込まれていません。従って解除もできません。 「GMDが組み込まれていません」 DicTKはGMD V1.2以降を必要とします。先にGMDを常駐させてください。 ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓ ┃ 使い方 ┃ ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛ このアクセサリは、ASKが起動している(変換ラインが出ている)状態でのみ有効です。 インライン変換でも大丈夫です。 逆に言えば、ASKが立ち上がる状態でなら、多くの場所で使えるはずです。 コマンドラインや普通のスクリーンエディター上では、たぶんどこでも使えるでしょう。 (SuperED.X/ED.Rなら右画面スクロールしても大丈夫です。「テストしたソフト」の項 参照のこと。) インライン変換でも大丈夫です。 構造上、SX−Window上では使えません。 (Ko−Window上でも使えません。) ┌───────────────────────────────────┐ │単語登録手順 │ └───────────────────────────────────┘ 単語登録は次の手順で行います。(もちろんASKが起動した状態で。) (1) 読みを入力 (2) CTRL+登録 [リターン] (3) 単語を読みとる [リターン] (4) 品詞の指定 [リターン] - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - (1)(2) 最初に読みを入力した状態でCTRL+登録で起動します。 (読みが入力されていないと起動できません。) この時点でGMDが常駐していない場合はエラーが出て先に進みません。 「読み=」で読みが表示されていますので、よければ[リターン]を押します。 (実際にはESC以外のキーを押すと(3)の単語読み取りへいきます。) 読みを修正するときは、ESCで元に戻ります。 - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - (3) 「単語=」と表示されるので、単語を読みとります。 カーソルを移動させ、スペースで読みとります。カーソルは自由に動きますが、 全角文字を読みとるには、全角文字の左半分の位置にカーソルをもっていき、 スペースを押します。読みとれた場合には変換ラインにその文字が表示されます。 表示されていない場合には読み取れていません。 (読み取れた場合、カーソルは文字サイズ分、読み取れてない場合は半角1文字分 移動します。) 単語を全て読みとったら、[リターン]を押して確定します。 半角/全角文字は入力ライン一杯まで読み取れますが、1/2,1/4角文字は 半分までなります。エラーベルがなる時はそれ以上は読み取れません。 - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - (4) 「品詞情報=」と出ますので、カーソルで品詞を選び[リターン]を押して確定します。 ESCを押すと単語読みとりに戻ります。 - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - これで登録できます。手順としては、ASK1/2の辞書登録と似ています。 登録できる文字、読みに使える文字、その文字数についての制約は、通常の辞書登録と まったく同じです。 ┌───────────────────────────────────┐ │操作キー │ └───────────────────────────────────┘ ●全体で共通 CTRL+登録 起動/中断 ESC 1つ前の状態に戻します [リターン] 決定 ●カーソル移動 ↑↓←→ カーソル移動 カーソルは(0,0)からコンソールの範囲最後(type等をして表示される 範囲)でしか動けません。画面モードはすべてのモードに対応している はずです。 CTRL+← カーソル左端移動 CTRL+→ カーソル右端移動 SHIFT+→ カーソル+8移動(TAB相当:TABが使えないため) HOME 画面左上(0,0)に移動します DEL 画面右下に移動します UNDO カーソルを最初の位置に戻します ●文字読みとり時 スペース 1文字読み込み 読み取れる文字は、新JISで規定されている全角+全角外字、半角 +半角外字($f420〜f4ff,f520〜f5ffまで)、1/2角、1/4角文字です (くわしくはGMDの説明書を参照のこと)。 いずれも、空白キャラクターは読み取れません(全角:$8140/半角系 :$20,$a0等)。いわゆる"98文字"も読み取れません。 読み取れる表示状態は強調・反転無しの普通表示の文字で、色は白/水色 /黄色、何れも読み取れます。 CTRL+スペース 単語一気読み込み 最初のカーソル位置にある文字と同類の一連の文字群を単語として読み取ります。 スペースがある/読み取れない文字がある/文字数が多すぎるなどの場合、 そこで読み取りを中断します。 「例」各矢印の位置にカーソルがある場合の読み取り文字 ↓「です」 単語です 次の文字 X68 ↑ ↑「X68」 ↑「単語」 単語は次の文字種類別に区分けされます。 全角:漢字(外字を含む) 全角:英数 全角:カナ 全角:記号+ギリシャ文字など 半角:かな以外 半角:かな+1/2角:平仮名 1/4角:上付き 1/4角:下付き ●読み取り単語編集 BS 読み込んだ文字1文字削除 CLR 読み込んだ文字全削除 SHIFT+スペース 単語に半角スペースを入れる 単語にスペースを入れます。ここで入るスペースは$a0の仮名スペースです。 ($20や$8140は入れられませんし、画面から読み取ることも出来ません。) どうしても単語にスペースを入れたい場合に使用します。 ●品詞選択時 ↑↓ 品詞選択 HOME 名詞を選ぶ ┌───────────────────────────────────┐ │読みに使える文字 (DicDump3.Xのドキュメントより抜粋) │ └───────────────────────────────────┘ *英数字記号 ! ” # $ % & ’ ( ) * + , − . / 0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 : ; < = > ? @ A B C D E F G H I J K L M N O P Q R S T U V W X Y Z [ ¥ ] ^ _ ` a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v w x y z { | } 〜 ただし、記号は1文字目には使えません。(変換時に記号が先に確定されてしまうため。) *カナ記号 。 「 」 、 ・ ー ゛ ゜ *カナ系(平仮名でもいけますが、内部的にはカタカナに変換されます) ァ ア ィ イ ゥ ウ ェ エ ォ オ カ ガ キ ギ ク グ ケ ゲ コ ゴ サ ザ シ ジ ス ズ セ ゼ ソ ゾ タ ダ チ ヂ ッ ツ ヅ テ デ ト ド ナ ニ ヌ ネ ノ ハ バ パ ヒ ビ ピ フ ブ プ ヘ ベ ペ ホ ボ ポ マ ミ ム メ モ ャ ヤ ュ ユ ョ ヨ ラ リ ル レ ロ ヮ ワ ヰ ヱ ヲ ン ヴ ヵ ヶ ┌───────────────────────────────────┐ │登録時のエラー │ └───────────────────────────────────┘ 単語を登録できなかった場合にはエラーが出ます。通常出る可能性があるのは、次の エラーです。 「読みが長すぎる」 読みが長すぎます。短くしてください。 「読みがおかしい」 読みに使えない文字が入っているようです。 読みに使える文字は前述の通りです。 「辞書がオープン出来ません」 辞書が見つかりません。SHIFT+F8で辞書を確認してください。 (拙作DicExが組み込んである場合は、CTRL+XF3でもいけます。) 「登録できない」 主な原因としては、辞書のフリーエリアが足りないとか、 同じ読みで100以上の単語が入っている場合などです。 辞書メンテ.X等でフリーエリアを増やすか、読みを変えて登録してください。 (たとえば、標準状態ではPOST.DICにはほとんど単語が追加できません。) ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓ ┃ テストしたソフト ┃ ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛ 以下のソフトで、一応の動作テストをしています。 ただし、ちょっとやってみただけであり、その上での動作を(すべての場面に於いて) 保証するものではありません。 ------------------------------------------------------------------------------- 結果 ソフト名 バージョン 作者 補足 ------------------------------------------------------------------------------- エディター系 ○ SuperED.X v1.18 T.Nishikawa ○ ED.R v0.99XD S.Ueda ○ MY.X v1.16 JOJO ○ EDT.X V1.55 いろもの物理学者 ○ FES.X V1.26a ずうやん ○ NG68.X V1.3.1 M.Suzuki × NG12.X V1.3.1 M.Suzuki 12dotフォント ビューワー系 ○ LOQUAT.R v0.55 TAMA. 文字列検索枠内から × LOQUAT.R v1.00以降 TAMA. 読み取りカーソルが動かない ○ MSV V0.84 SaTa. 文字列検索枠内から システム系 ○ COMMAND.X V3.00 SHARP/Hudson ○ X-BASIC V2.02 SHARP/Hudson × SCD.X v3.00 SHARP/Hudson 画面が特殊 ファイラー × WS V0.90 Fuchi フォント位置がテキストでない ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓ ┃ お約束 ┃ ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛ (1)転載は、無料ネットへの場合、特に制限はありません。自由です。 有料ネットへの転載・ホームページへの掲載は「必ず事前に」ご連絡下さい。 各種メディアによる販売も個人/企業を問わず「必ず事前に」ご連絡下さい。 Q2ネットへの転載は「禁止」です。 (2)このプログラムを使って発生したのいかなる問題にも、当方は関知しません。 動かない/動作がおかしいと思う時は、お知らせ下さい。調べてみます。 また、このソフト上でも動いた/動かない、こうした方が良いなどのご意見も お待ちしています。 単に「使っている!」やバグ報告だけでもうれしいです。 今までにでは何人かの人から感想をいただきました。 とてもうれしかったです。 お名前は上げませんが、ありがとうございました。 やはり、これがフリーウエア開発を続ける原動力になると思います。 これが、皆さんに、長く使っていただけるツールであることと、 このプログラムを使う、X68現役ユーザーが多いことを祈りながら・・・。 ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓ ┃ 連絡先 ┃ ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛ PowerStation PS0071 満開ネット MKSX0424 E-Mail LeDA@osaka.email.ne.jp 上記ならよく連絡が付きますが、まれにしばらく通信出来なくなることがありますので、 気長にお待ち下さい。 LeDA